ホームページのリニューアルに伴い、以前のコンテンツをこちらに掲載しております。
記載内容が古いままの箇所がございますが、ご了承いただきますようお願いいたします。
今、巷では「4K」放送が大きな話題になっています。
詳しくは、当社のメインホームページをご覧頂きたいのですが、ここでは既存の集合住宅への「4K」や「8K」の導入にしぼって解説しましょう。
ここで、ご説明したいのは、何故、今、こんなに「4K」が話題になっているのでしょうか。それは、市販されている「4K対応受信機」が2K放送(現在のハイビジョン放送)で放送されている番組を、4Kに変換して見ることができる機能を内蔵しているテレビが多くあるからです。(新たな4K番組のみの対応ではありません)
しかし、世の中はドンドン進んでいて、CSのスカパー!プレミアムサービスでは4K専用チャンネルで4K番組が放送されています。 2018年12月にBSの17チャンネル(BS-17)とBSの7チャンネル(BS-7)で4K放送が開始されました。
このような状況で、放送は2K(ハイビジョン)から4Kへ、そしてさらに高解像度の8Kへと進化しています。東京オリンピックも後押しとなって、2020年までには全て実現するでしょう。
さて、このような放送の電波は、従来の電波の幅(周波数帯)では不足しますので、新たな電波を使うことになります。
この時、集合住宅で問題となるのは、受信アンテナを始めとして、増幅器などの機器および壁内に配線されている同軸ケーブルの特性が新たな電波に対応しているか否かです。
特に、ブロックコンバータを使用している施設では、これを取り除いた共同受信システムへの改修が必須になります。
何故、改修が必要かは追々説明していきますが、改修時に最も手こずり、手間が掛かるのが「壁内に配線された同軸ケーブル」の取り扱いです。
受信アンテナや増幅器、分岐・分配器等は、作業員の手の届く位置に設置してありますので交換は容易ですが、「壁内に配線された同軸ケーブル」は交換に大変な困難を伴い、また経費も膨大となります。交換できない場合もあります。
次回は「第二回 集合住宅での共同受信の必要性」についてお話します。