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自分の住んでいる集合住宅等の上階でリフォームなどがあり、その後 地デジ、BS、CSの一部のチャンネルが映りにくい、時々映らないというご相談が多くあります。
リフォーム業者等による「テレビ端子の工事」の中には、不適切な機器の使用や間違った配線などがあり、デジタル電波を通しにくい事があります。デジタル電波は映るか映らないかの性質のため、テレビ配線設備に不具合があると受信不良になります。
(注)テレビ端子の配線は、ほとんどの施設では「上の階から下の階へ」直列に接続されています。
不具合箇所は、ほとんど壁の中にあるため、原因箇所を探すのは容易ではありません。
弊社では、長年の調査データをもとに、壁の中の不具合箇所を見つける技術を持っています。
多くの集合住宅では、他のお部屋のテレビ端子を経由する「直列ユニット(配線)」方式が、同軸ケーブルを節約できる等の点から採用されています。一方で末端までの距離が長くなり、減衰も多くなる欠点もあります。
また中間のテレビ端子付近でリフォームなどを行い、直列配線系統を変更(増設)すると、端末のテレビ端子出力を更に減衰させてしまいます。
このため最近の住宅では、受信アンテナから各個に直接分配する(スター配線)が多くなっています。
ケーブルテレビ導入物件では、ケーブルテレビ事業者による双方向サービスに直列配線方式では対応出来ないケースがあり、外壁面露出配線で対応されている物件も多くあります。
直列配線方式の場合、上から下の階へ直列に配線するため、中間の階の壁面端子(直列ユニット)の部屋でリフォームなどを行うと、次段(下の階の)テレビ端子でレベル不足などが生じ、受信不良が発生する事があります。
このような場合の改善方法は、一般的に露出配線にてテレビ端子間の同軸ケーブルを新設する工事を行います。この工事方法は短時間に解決できますが、外壁など貫通箇所の防水や外壁に同軸ケーブルが敷設されることで、たとえモール配線されていたとしても景観を損ないます。
弊社では以下の方法で、建物の資産価値を損なわず、調査及び改善をご提案できます。
特殊測定器を数種類使用し、見えない場所にある配線不具合箇所を探し出し解決が可能です。
集合住宅や戸建て住宅のオーナー様、管理組合様は、なるべく露出配線は避けて改善されたいと多くのご意見を頂き、ご要望にお応え出来るよう、長期間に渡る経験と実績を積み重ね、皆様に調査をご提案できるようになりました。
既に露出配線が敷設されてしまっている集合住宅でも、大規模修繕など外壁面の補修を行う前に露出配線を撤去し、以前の景観を取り戻す事ができる可能性があります。(達成率約90%)
これまで、23年間に約1500件の調査および改善をいたしました。デジタル系統不良でお困りの方は、 是非、ご相談ください。
測定器で反応箇所を開口し裏側確認 発信器、ファイバスコープにて探査 |
開口箇所調整し同軸ケーブル抜替 他のお部屋へ影響ないように改善 |
開口箇所をカバープレート補修 メンテナンス出来るようにします |
リニューアル業者の方はご注意ください
多くの集合住宅では、上の階から下の階に順番にテレビ端子を経由して電波を分配する「直列ユニット」方式が採用されています。(中には下から上に分配している集合住宅も少ないですがあります。)
このような集合住宅で、お部屋のリニューアル時に「壁面テレビコンセント(直列ユニット)」に手を加えた場合、主に下の階でテレビの映りに影響を与えることがあります。
2.テレビ端子の位置変更のために「直列ユニット」を取り外した場合
F型コネクタ使用直列ユニット(例)
オームバンド使用直列ユニット(例)
不適切な2分配の工事(例)
F型コネクタを使用しているが「芋つなぎ」の不適切な例(4分配)