自分で直せる! 地デジ受信不良
デジタルテレビは、アナログ時代のテレビと異なり、パソコンと同様な機能が使われています。このため、チョットしたトラブルで、画面が見えなくなる現象が起こります。
【要確認】テレビが複数台ある場合は、他のテレビも同様の症状か確認してください。
症状が一台のみの場合
テレビケーブルの接続確認
【配線の緩み】
- お掃除の時などに「壁のテレビコンセント」が抜けたり、緩んだりしている場合がありますので確認しましょう。
- また、ブルーレイやDVDプレイヤー等の録画機器とデジタルテレビを接続している場合は、接続線の緩みなどをチェックしてください。
- それでも改善しない場合は、テレビの「強制リセット」をしてみましょう。
テレビの電源コードとACコンセント
【強制リセット】
- テレビ本体の電源コード(AC100V線)を「壁のACコンセント」から抜き、10秒間くらい待機します。(リモコンのオン・オフではありません。)
- 再びコンセントを差し込みます。(これを「強制リセット」と呼んでいます。)
- この操作で機器不良や電波系統の不良以外の約6割のトラブルは解消するでしょう。
差し込む向きに注意
【B-CASカード】
- 次に多いのが「B-CASカード」の接触不良です。
- B-CASカードは、デジタル放送を受信するために必須のカードで、一般的なご家庭では「赤色」のカードです。(青色などもあります。)
- このカードは、テレビ本体の前面か側面(左または右)に収納用のポケットがありますので、一度カードを取り出して「金メッキ」部分をテッシュペーパーなどで軽く拭き、元の収納用ポケットに戻します。
B-CASカードの表(左)と裏(右)
複数のテレビが同様の症状の場合
- 居住スペース内の一カ所からテレビの信号を複数台に分配している場合は、壁面のテレビ端子付近の外れや緩みを確認してください。
- 居住スペース内に問題が無い場合は、共同アンテナ設備の不具合が考えられます。
【共同アンテナ設備のチェック】
- 共同アンテナは一般的に上から下の階に配線されています。これを直列ユニット方式と呼んでいます。横に配線されている、または下から上に配線されている場合もあります。
- このため、上の階でトラブル(室内リニューアルなど)があると下の階に影響がでますので、上の部屋の映り具合を問い合わせてください。同様の症状が確認される場合は、共同アンテナの不具合が考えられますので、管理されている方に連絡して、メンテナンス業者に連絡を取ってもらってください。
- 前後左右の部屋の方も映りが悪い場合は、管理されている方に連絡して、メンテナンス業者に連絡を取ってもらってください。
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