放送局、集合住宅・マンション、商業ビルのテレビ受信設備の施工設計、設備改修工事を行います。
従来の地デジ、BS・CS放送に加え、4K8K衛星放送をお楽しみ頂くためのお手伝いをいたします。
4K8K衛星放送は、2018年12月よりBS・110度CS衛星を利用して 合計10番組(2024年4月現在)放送しております。一部のケーブルテレビ事業者(再放送事業者)とIPTV(ひかりTVなど)でも同様または独自の4K放送を提供しております。
4K8K衛星放送は、従来のBS帯域(右旋)と、新たなBS・110度CS帯域(左旋)を使用しています。
110度CS帯域(左旋)の電波は、従来より非常に高い周波数(3.2GHz)を使うため、既存のマンションへの導入は高水準の施工スキルを必要といたします。
弊社は、4K8K衛星放送の放送開始にあたって、総務省「衛星放送用テレビ受信設備の施工ガイドライン」の策定にあたって総務省より参加要請を受け調査検討会の構成員として技術協力させて頂いております。
4K8K衛星放送の左旋で使用するアンテナ出力周波数帯において、同一周波数帯で既にサービスを実施している他の無線システム等への電波干渉が懸念されるため、電波法 無線設備規則(昭和二十五年電波監理委員会規則第十八号)の一部が改正され、2018年4月1日より施行されました。
電波干渉が懸念されている周波数帯域は、ISMバンドや小電力データ伝送システム、衛星電話、BWAなどが電波を共用しており、中には日常的に使用されている無線LANや電子レンジの使用時に発する電波などが含まれます。衛星放送用テレビ受信設備の施工が不適切だった場合、双方が影響(干渉)をうけることが確認されています。
法令遵守し良好な衛星放送用テレビ受信設備の環境整備をご提案いたします。
2018年12月の4K8K衛星放送開始より多くの大規模マンションで4K8K衛星放送テレビ受信設備の導入工事を行って参りました。
4K8K衛星放送テレビ受信設備の導入は、ご相談ください。
衛星放送用テレビ受信設備(受信アンテナからテレビなどの受信機まで)の対応周波数により改修範囲が異なります。
従来帯域(2150MHz)
従来帯域で放送されている4K放送は、BS・110度CS(右旋円偏波)に対応している物件では、大幅な改修などせず受信対応出来ると考えられます。(チャンネル数が増える事による増幅器出力調整や増設が必要となる場合がある)各住戸では、BS 4Kチューナー内蔵テレビがあれば、接続して直ぐ視聴可能となります。
新帯域①(2681MHz)BS左旋までの伝送
パラボラアンテナは、右左旋円偏波受信対応へ交換が必要となります。集合住宅内の混合器、分岐・分配器、増幅器、各住戸のテレビ端子まで全て2681MHzの伝送に対応する機器へ更新し、伝送路電波伝送計算も端末で受信に必要な規定値を満たす設計が必要となります。
新帯域②(3224MHz)110度CS左旋までの伝送
上記新帯域①と同様に、3224MHzの伝送に対応する機器へ更新と、最適なシステム設計が必要となります。
新帯域①より高い周波数の伝送となるため、伝送路損失量が更に多くなります。
また、伝送路損失により帯域偏差(チャンネル同士のレベル差)も大きくなるため、伝送路の設計は光ファイバー化などを含めた検討が必要となります。
集合住宅では、テレビ共同受信設備のアンテナ、増幅器、分岐・分配器、テレビ端子、同軸ケーブル、コネクターなど全てのシステムが、3224MHz帯域に対応する必要があります。
従来の帯域と違い、高周波帯域となるため伝送路のケーブル長が長くなると伝送できない可能性もあります。
オール光ファイバー配線や、光ファイバーと同軸ケーブルによるハイブリッド構成などにする事により、解決するでしょう。
弊社では、光ファイバによるシステム構築の実績もありますので、4K8K衛星放送の導入にお困りの際はご相談ください。
確実に全戸に4K8K衛星放送をお届けするご提案をさせて頂きます。
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